小海線 キハE200形 ハイブリッド車両

2007/10/03 21:45, Posted in Panorama, 東日本エリア by s.sakai – Be the first to comment

2007年7月31日から小海線で世界初の営業運転を開始したハイブリッド車両キハE200形。標高1345.67m、JRで一番標高が高い野辺山駅(長野県南佐久郡南牧村)を出発。発車時は蓄電池の電気でモーターを駆動し静かに動き出す。
小海線野辺山駅

Flash Panorama + キハE200走行音 (2:10) ↑
列車は13:20発の小淵沢行き(9264D)。キハE200形に向かって左が小淵沢、右が小諸方面。2両とも前位側(小諸方)が電動台車、後位側(小淵沢方)は付随台車となる。強風のため何とも残念な録音結果になってしまったがモーターで発車する様子は辛うじて聞き取れるかと思う。分かりづらいが車両の屋上、空調装置の奥(とんがり屋根の辺り)に2ユニット搭載されているのがリチウムイオン蓄電池。

この日は雨が降ったり止んだりで予定が混乱し、つづいて甲斐大泉駅(山梨県北杜市)で下車…。14:23発のキハE200形(9265D)を撮影する。八ヶ岳の広大な裾野を走る小海線はJR線の駅の標高順で上位9駅までを占めている。甲斐大泉の標高は1158mで第3位。
小海線甲斐大泉駅

Flash Panorama + キハE200走行音 (0:53) ↑
キハE200形は減速時に発電エンジンを停止し回生ブレーキで蓄電池を充電する。また駅停車中はエンジンを止め排出ガスと騒音の軽減を図り、空調や室内灯などのサービス用電気は蓄電池から供給される。発車時は30km/h程度までモーターで走行、力行時には発電エンジンと蓄電池のエネルギーを併用して走行する。甲斐大泉を発車したキハE200形は構内踏切を通過した辺りでエンジンを再始動、標高第2位の清里駅(1274m)、そして野辺山駅へと続く急勾配を駆け上がっていった。

最後は一瞬だけ晴れた小淵沢駅(山梨県北杜市)、列車は15:33発の臨時快速中込行き(9267D)。録音は先頭車キハE200-1前寄りドア前で。蓄電池の残量が減ったからだろうか、停車中に警告音が鳴りキハE200形のエンジンが始動する。発電用エンジン(DMF15HZ-G形 直噴式直列6気筒)のアイドリング音は隣に停車中だったキハ110系(←山本勘助が睨んでる車両)のそれと比べて低騒音なことを実感。さすがに低公害は実感できなかったが、窒素酸化物(NOx)や(PM)も従来車両より約60%ほど低減されているそうだ。
小海線小淵沢駅

Flash Panorama + キハE200走行音 (3:30) ↑
発車時には律儀にエンジンを停止しモーターだけで動き出した(後方のキハE200-2はエンジン停止せずに発車)ハイブリッド車両キハE200形。今後2年ほど営業運転に就きながら各種確認やデータを収集し、その後の量産車へと反映されていく予定。(ちなみに収録音の最後はE257系のミュージックホーン。時刻表を見て被りそうな予感がしていた15:34着の「あずさ」24号…)

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